更新 公開
職務経歴書

職務経歴書に必要な4つの項目!そのポイントを解説します

職務経歴書は履歴書と違って、書く内容は基本的には自由です。しかし、転職エージェントをはじめ書籍やインターネット上にあるテンプレートでは事実上、共通して記載している項目があります。

もちろん、自分で項目を設定して書くのは自由ですが、担当者にとっても見慣れた項目や内容の方が負担が少なく理解しやすいです。今回は記載する項目としてスタンダードになっている以下の4つについて解説します。

  • 職務要約
  • 職務経歴
  • 活かせる経験/スキル
  • 自己PR

職務要約

最初の項目は職務要約です。2つ目の項目として後で紹介する職務経歴を短くまとめたものと考えて下さい。書籍で言うと、あらすじや目次のようなものです。実はこの部分、ボリュームは少ないですが重要な役割を持っています。

キーワードが興味を刺激する

担当者は忙しい業務の合間をぬって職務経歴書に目を通します。じっくり目を通すことはまれで、大体2~3分で読みます。その時に、内容を理解しやすくする為にこの職務要約で情報の概要をつかむのです。

その為、この職務要約は書類全体のガイドの役割を果たします。もし募集している職種に関係のあるキーワードがなければ、以降の職務経歴書を見るモチベーションは湧かず、サラッと見られて終わりです。

逆に、この部分で募集している職種に関係があったり、求める人物像に合致するキーワードがあれば、担当者はそこを見逃すまいと目を光らせて職務経歴書を見ることになるでしょう。

書くのは最後にする

この部分は最後に書くことをおすすめします。職務経歴書を書いた後に、求人内容に照らし合わせてキーワードをピックアップして組み立てた方が、より興味を引く職務要約が書けるからです。

最初に書いてしまい、職務要約が抽象的だったり、そもそも職務経歴の内容とズレていたりすることが良くあります。以降の内容を興味を持って読んで貰うためにも、ここは最後に書きましょう。

職務経歴

次の項目は職務経歴です。最初の項目である職務要約の具体的な内容で、文字通り職務経歴書の主役になります。書類選考で応募者の合否を判断する最も重要な部分と考えて下さい。

このページはあくまで職務経歴書の項目の説明なので、具体的な職種毎の書き方は別のページで解説します。ただ、項目の内容として必要な要素がありますので、その内容について解説します。

企業概要

職務経歴を書く上では、そもそもどんな企業に所属していたかその企業概要を記載する必要があります。次の5つの内容を抑えれば、分かりやすいです。

  • 企業名:株式会社 ABCドリンコ
  • 事業内容:清涼飲料水の製造販売
  • 資本金:5000万円
  • 売上高:40億円
  • 従業員数:250人

職務内容

次に職務内容です。担当者に簡潔かつ、わかりやすく職務内容がイメージできるよう記載する必要があります。具体的な内容はビジネスシーンでよく使われる5W1Hをベースにすると理解しやすいです。

加えて、この5W1Hで生み出される成果や実績も必要になります。また仕事によっては5W1Hの中の内容で重要度が低いものもあるので、その場合は該当する内容に関しては記載する必要はありません。

簡易的ですが5W1Hを使って職務経歴を記載した営業職の事例を掲載します。

  • 【What/何を】果実飲料、炭酸飲料、茶系飲料、コーヒー飲料をはじめとする自社開発の清涼飲料水
  • 【Who/誰に】スーパーやドラッグストアなどの小売チェーン及び卸問屋
  • 【Where/どこで】大田区、品川区、目黒区
  • 【Why/何故】新たな新規売上獲得及び、既存の売上拡大
  • 【When/いつ】半年をベースとした長期的な契約
  • 【How/どのように】新規開拓3割、既存顧客フォロー7割
  • 【成果/実績】2016年上半期売上:4,500万

以上のような内容をベースに職務経歴を記載します。ここでは箇条書きで内容のみ記載していますが、実際の職務経歴の項目は表組みや記号などを使って分かりやすく書きます。

活かせる経験・スキル

3つの目の項目は、活かせる経験・スキルです。これは、職務経歴を通じて得られた経験・スキルを記載するもので、箇条書きで1行ずつ3~4つの内容を記載するのが普通です。

長い職務経歴から抽出した経験・スキルを端的に伝える内容となります。ここでしっかりと認識しなければならないのが、あくまで「応募企業先で活かせる経験・スキル」ということです。

例えばシステムエンジニアの募集で、仕事内容が5000名規模の企業に対する人事管理システムの開発業務だったとします。求める職務経験として考えられることの1つに、社内外の関係部署との調整業務があります。

この募集に対して活かせる経験・スキルの項目に、パワーポイントを使った資料作成及びプレゼンテーション能力と記載したらどうでしょうか?恐らく担当者には響かないでしょう。

それよりも、積極的アプローチと進捗管理システムを使ったプロジェクト推進能力と記載されていたほうが、担当者としては面接に読んで詳しく話を聞きたいと思うでしょう。

つまりこの項目は究極的には、募集企業の求める人物像に合致することが重要なのです。その為には、募集内容の深い理解と自身の職務経歴の振返りが重要となります。

自己PR

さて、最後に自己PRの項目となります。この項目は先の職務経歴や活かせる経験・スキルと明らかに違う点があります。それは先の2つには無い、あなたの意欲や想いが出る項目というところです。

ここでの自身のアピールでは、エピソード用いて考え、行動、実績などを伝えます。さらに、そこから志望動機につなげる事で募集に対する意欲を表すこともできます。例えば以下のような形です。

前職では家庭用インクジェットプリンタのマーケティング業務に従事しており、仮説検証型のマーケティングを心がけてきました。市場競争が激化し、既存ユーザーに対するマーケティング活動では収益の伸びに限界を感じておりました。
そこで、今まで対象外だった女性ユーザーを取り込んで新たな利益創出を目指す事を考えました。まず、デジタル機器での女性ニーズ開拓事例を元に新商品の開発企画を社内向けに提案することで、プロジェクトとしてスタートさせました。
リサーチ会社からのデータでは潜在的なニーズ発掘は難しいと思い、商品企画部を巻き込んで大手家電販売店、大学、文房具専門店での店頭インタビューを行いました。
そのアンケート結果をもとに女性のスマートフォンを使用した写真印刷のニーズに対する新商品を開発し、当初の予測売上目標150%を達成することができました。
これからは貴社のマーケティングプランナー職にて、提案からリサーチまで幅広くマーケティング業務に携わりたいと思っております。

さらに、この項目は未経験職種への応募、前職から仕事ブランクがある場合などの転職におけるハンデを克服する為にも活用できます。

まとめ

職務経歴書に必要な項目を説明してきました、最後にまとめてみます。

  • 職務要約は興味を引くガイドライン
  • 職務経歴は5W1Hで考える
  • 活かせる経験/スキルは応募企業との接点
  • 自己PRは意欲や想いをアピール

今回お伝えした各項目のポイントをもとに、応募企業にあなたを最大限アピールして内定を勝ち取って下さい。