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職務経歴書

営業の職務経歴書における書き方のポイント【見本サンプル例付き】

営業職の職務経歴書について書き方のポイントを解説し、見本となるサンプル例も掲載します。

書き方における3つのポイント

営業職の職務経歴書においては、どのような業界出身でも共通して押さえておくべきポイントは次の3つです。

Point3つのポイント

  • 営業の4要素を伝える
  • 抽象的な表現に注意する
  • 成果に向けた取り組みを語る

以上のポイントを押さえておけば、書類選考に通過する営業の職務経歴書を書くことができます。それぞれのポイントについて、ひとつずつ解説していきます。

営業の4要素を伝える

職務経歴書においては、担当者にあなたの職務内容をわかりやすく且つ的確に伝える必要があります。営業職に関しては次の4要素を伝えることが、職務内容の理解につながります。

  • 営業をかける相手
  • 扱っている商品
  • 営業スタイル
  • 今までの実績

これら4要素を漏れ無く記載すれば、担当者はあなたがどんな営業を経験してきたかが理解でき、自社の営業にどのような共通点があるのか判断しやすくなります。

例えば広告営業からIT営業に転職する場合、営業先が同じ中小企業の経営者なら商材が違ってもアプローチや基本的なコミュニケーションについて、戸惑うことは少ないと担当者は考えます。

扱っている商品に関しても、広告枠とITシステムでは形のないものであり提案力が必要になるため営業マンの経験として類似性が見つけられるかもしれません。

さらに新規開拓営業か既存顧客にアプローチする営業かでも、その能力や経験に大きな違いがあります。

実績に関しては売上がミッションである営業職においては、その能力を測るひとつの明確な指標になり得るため担当者は必ず知りたい項目となります。

この営業の4要素はアプローチ、訪問、提案、フォローといった営業の流れに当てはめながら考えることで分かりやすく理解ができるので、しっかりと整理して職務経歴書で説明するコトが必要です。

抽象的な表現に注意する

営業職は技術職や管理系専門職と違って領域やスキルが体系化されていないため、固有名詞や数値表現がとぼしく抽象的な表現になりがちです。

具体的に言えば『新規開拓の経験』、『提案力』、『達成意欲』といった一般的な言葉の羅列になってしまい、担当者に響かないどころか面白みや独自性が無い文章になってしまうのです。

そこで数字や固有名詞、エピソードを使ってあなたの職務内容がリアルに感じられる内容にする必要があります。

先の例なら『新規開拓の経験(50件/日のテレアポ)』、『事例や市場調査などのデータに基づく企画提案力』といった表現にするだけでも、あなたがどんな仕事をしてきたかがイメージできます。

抽象的な表現は、あなたのアピールポイントをひと言で表現するには適していますが必ず数字、固有名詞、エピソードで補足し、具体性を持たせるようにしましょう。

成果に向けた取り組みを語る

営業の成果を表すには実績が重要ですが、担当者は応募者の実績をそのまま評価するコトはありません。
例え優秀な実績があったとしても、自社でも同じように成果を上がられるかは分からないからです。

そこで成果に至るための独自の取り組みをアピールするコトが重要になります。
単に実績を上げたとうい事実だけでなくアプローチする顧客を絞った、訪問時に独自に作ったヒアリングシートを活用した、他部署を巻き込んだ提案を行った、といった独自の工夫をエピソードと共に語るのです。

これら独自の取り組みの中にこそ、あなたという人間を知るヒントが詰まっているコトを担当者は良く知っているのです。これは面接でも深掘りされることなので、しっかりと思い出し整理しておいてください。

見本となるサンプル例

先の3つのポイントを踏まえた上での、見本となるサンプル例を掲載しておきます。

職務経歴書

2017年6月9日現在

氏名:転職 太郎

■職務要約

約4年間人材業界において求人メディアの営業職に従事してきました。新規開拓から既存営業まで幅広い営業スタイルの経験があり新規アプローチ、提案、フォローといった営業プロセスにおいて企画提案力と粘り強さで売上達成を実現してきました。

■職務経歴

2013年4月~2017年6月現在 株式会社ヒューマンパワー
事業内容:転職サイトの運営/人材紹介事業 資本金:1000万円 従業員数:300名

期間 業務内容
2013年4月~2015年3月 メディア事業部 第一営業部 (所属メンバー15名)

中小企業を中心とした転職サイトにおける求人広告枠の営業に従事。新規開拓、顧客提案、フォロー営業を担当。

【顧客】
約80社を担当(300名規模の製造がメイン顧客)
【商品】
正社員向け転職サイト『メディアパワー』における求人広告枠
平均単価35万円、掲載期間2週間
【営業活動】
新規開拓9割、フォロー営業1割
新規アプローチとして約80件/日のテレアポ
顧客訪問、資料作り、プレゼンテーション、契約管理、広告管理
【実績】
2014年4Q:売上855万円(達成率108%)
2014年3Q:売上620万円(達成率103%)※優秀社員賞受賞
2015年4月~2017年6月 メディア事業部 第四営業部 (所属メンバー8名)

飲食店・専門店を中心とした求人フリーペーパー『パワー』における求人広告枠の営業に従事。新規開拓、顧客提案、フォロー営業を担当。

【顧客】
約180社を担当(主にファーストフード/ファミリーレストラ/アパレル店舗)
【商品】
アルバイト向け求人フリーペーパー『パワー』における求人広告枠
平均単価12万円、掲載期間2週間
【営業活動】
新規開拓7割、フォロー営業3割
新規アプローチとして50件/日のテレアポ、10件/日の飛び込み営業
求人広告の取材(募集内容ヒアリング、文章作成、写真撮影)
【実績】
2016年年度MVP受賞
2016年第4Q:売上1482万円(達成率115%)
2016年第3Q:売上1235万円(達成率110%)

■活かせる経験・能力

  • 目標達成志向(14期連続売上達成)
  • 中小企業経営者への営業経験(約250名の中小企業経営者と面談経験有り)
  • PowerPointによる提案資料作成スキル(月間平均10社への提案書作成)

■自己PR

無形商品に関する企画提案力が私の強みです。
求人広告は媒体特性や価格において類似性が高く、無形商品ということもあり競合他社との差別化が図りづらい現状がありました。
そこで顧客訪問時に独自に作成したヒアリングシートを用いて、顧客の人材戦略や採用課題を共有する取り組みを行いました。訪問日中に共有した内容を簡単な資料にまとめ、メールで送ることで信頼性を確保していきました。
以降は同じ人材課題を持つ企業の成功事例を持って定期的に訪問することで、常に新しい顧客のニーズを汲み取ることに注力しました。
この行動を6ヶ月間続けた結果、対前年比で顧客リピート率は2.5倍、受注金額は1.8倍になりました。