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面接で転勤について質問された場合のベストな回答【例文あり】

面接時に転勤について質問された時、それは転勤が入社における条件と考えるべきです。ここで「転勤は出来ません」とだけ答えると企業側は働く上でミスマッチが生じると考えるので採用を出す可能性は限りなく低くなります。

さらに転勤が可能だと本心では思っていても、回答の仕方によっては「本心では転勤を避けているな」と面接官に思われる危険もあるのです。

今回はこのような転勤に関する面接官の質問に対する評価を下げないベストな回答についてお伝えします。転勤が問題無い場合のベストな回答方法と、転勤が難しい場合でのベストな回答方法に分けて解説したいと思います。

転勤に問題がない場合の回答

まず転勤する事に問題ない人は「問題ありません。」と答えて下さい。ただ面接中に敢えて聞くという事は企業側としては、その意志が本当か確かめたいという事です。

実際に面接や条件交渉の場面で、転勤は問題ないと言っていた転職者が入社後に転勤の辞令を出すと拒否したという話も聞くことがあります。そのような事を懸念があるため、企業側してはその真意を面接で測りたいのです。

もし可能なら、その理由を補足して伝えるとより説得力があります。例えば次のように回答が考えられます。

はい、転勤は問題ありません。前職でも最初の配属は東京本社でしたが、後に関西へ転勤となり5年働いた経験もあります。

転勤は問題ありません。むしろ、環境が変われば顧客や仕事の進め方など新しく学べる事も多いと前向きに捉えております。

加えて重要なポイントは間と表情です。転勤と質問され一瞬考える間ができたり、表情が曇ったりするようでは「本心では転勤は嫌なんだな」と面接官に思われます。

2つの例文を参考に間をおかず、表情明るく答えて下さい。

転勤が難しい場合の回答

次は、転勤が難しい場合の回答の仕方です。まずは転勤についての考え方には各社様々な考えがあると思っておいて下さい。

転勤に対する会社毎の違い

先程は転勤がある会社において「転勤は出来ません」と答えると採用が遠のくとお伝えしましたが、それでも従業員の希望や交渉に対する企業側の対応には各社違いがあります。

転勤辞令が出る前に従業員に事前に確認を取る企業もあり、難しい場合は時期をずらしたり転勤地を変更したりする会社も存在します。

また、近年はインターネットの普及で「働き方」を問われる企業が多いためこれからの時代、転勤に対する従業員側の意見も尊重されるケースが増えてくるでしょう。

人事の本音

入社後に転勤できないと拒否する位なら、最初から妥協できる部分を教えて貰った方が良い。

これはある企業の人事担当者が実際に話していた内容です。実際に面接時には「問題ない」と伝えておいて内定後の条件交渉時に転勤が出来ないと言う転職者がたまにいます。

そのような経験をした事がある人事担当者にとっては転勤については最初から正直に話して欲しいと考えているのです。面接時と条件交渉時で話す内容が違えば入社後のあなたに対する評価や信頼性は著しく下がるので辞めるべきです。

さらに、「前向きに検討したいです。」と言ってお茶を濁すのも面接官には転勤を避けているのがハッキリと伝わるので辞めておきましょう。このような小手先の回答テクニックは面接においてはあなたの誠実さを疑う材料となりマイナス評価を生み出します。

回答のポイント

前提として転勤を受け入れない応募者は必要無いと考える企業に対しては、どう言い繕っても無駄だと考えて下さい。入社後に転勤で揉める事になるなら、その旨を伝えても採用の可能性がある企業に入社する方がベストです。

ただそのような企業に対しても、転勤が難しい事をそのまま伝えることは好ましくありません。次の3つのポイントを工夫して上手く回答を考えて下さい。

  • 履歴書に記載しておく
  • 転勤を受け入れる姿勢を見せる
  • 事前に可能なラインを決めておく

履歴書に書いておく

面と向かって伝えるのでなく、履歴書の本人希望欄等に転勤の希望を記入しておくことで事前に希望を伝える事ができます。書類に記入した上で面接に呼ばれているので転勤に関して希望が受け入れられる可能性が高いです。

また内定が出ても転勤条件が受け入れられない場合は、入社はしないはずなので転職活動で無駄な時間を使うくらいなら履歴書に記入して書類審査を受けたほうが良いです。

履歴書に記入する場合は次の記事も参考にして下さい。

履歴書の本人希望欄はどう書くべきか!?その書き方を解説

転勤を受け入れる姿勢を見せる

履歴書に書く場合は機械的に判断される可能性もあります。実際に会って話せば、是非あなたを採用したいので転勤の条件交渉をしたいと思う企業もあるはずです。

その場合は面接にて「転勤は無理です。」と答えては駄目です。次の例文の形で転勤は受入れているが、事情があるというスタンスで回答して下さい。1言添えるだけで相手側の受ける印象は全く違ってきます。

私も仕事で転勤があるのは当然の事だと認識しております。ただ高齢の両親の介護が必要な為に勤務地や期間等を相談させていただいてもよろしいでしょうか?

事前に可能なラインを決めておく

最後のポイントは事前に転勤可能なラインを決めておくという事です。転勤に関してYESかNOでの交渉でなく、どこまで譲歩できるかを伝えるのです。企業側も具体的な検討ができますし、あなたの入社意欲や誠実さも伝えられます。

転勤で問題となる多くの理由は家族にまつわる事だと思います。そこで転勤先、転勤する期間、転勤の頻度、手当等の待遇といって点に絞って譲れるラインを決めておきます。

例えば東京在住で単身赴任する場合なら次のような事が考えられます。

子供が小学校に入学するまでの3年以内、家族に合うために新幹線を使い2時間半で行ける範囲(大阪までのぞみで2時間半程度)、転勤後5年は転勤無し、転勤先に社宅や借り上げマンションがあるか等。

もちろん、条件が通るかは企業次第ですが事前のラインがなければ企業側もあなたも判断はできないはずです。具体的に考えると勤務地が思ったより遠くない事や手当等でのメリットが生まれる事もありますので具体的に決めておきましょう。

ベストな回答の例文

以上のポイントを踏まえて回答の例文を考えてみます。

私も仕事で転勤があるのは当然の事だと認識しております、ただ高齢の両親の介護が必要な為に勤務地や期間等を相談させていただきたいです。

例えば転勤に関して勤務地はどの地域になる可能性が高いのでしょうか?

以上のように相手側が回答可能なレベルまで質問を絞るようにしましょう。もしあなたに譲れない条件があるのなら、具体的に次のように伝える事も1つの案ではあります。

私も仕事で転勤があるのは当然の事だと認識しております、ただ高齢の両親の介護が必要な為に勤務地や期間等を相談させていただきたいです。

具体的には2~3日程度の出張は可能なのですが、基本的に自宅から通勤可能な関東圏内での転勤をお願いしたいと思っております。

ただこのレベルになると条件交渉に近くなるので、実際は1つめの例文で確認するという形が良いと思います。

もしそれで会社側として検討可能な場合はどの程度まで譲歩できるかを問われるので、その場合に2つめの回答例のような形で答えるのが現実的な流れです。