転職で必要なスキルの整理の仕方!3つの型で自分をアピール

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あなたはどんなスキルを持っていますか?と聞かれて即座に答えられる人は少ないです。

転職において企業は自社の仕事で成果を出せる人材を採用したいので、応募者がどのようなスキルを持っているかを応募書類や面接で見極めようとします。

しかし多くの転職者は自身のスキルへの理解が足りていません。理由としては、スキルというものの定義自体が曖昧で、さらにひとつひとつのスキルの関係性も曖昧だからです。

そこでこのページでは、転職に必要なスキルの定義と関係性を整理するための3つの型について解説します。この3つの型どおりに分類する事で自分のスキルへの理解が深まり、職務経歴書や面接にて非常に論理的にスキルを伝えることができます。

スキルの3つの型

結論からお伝えすると、転職でアピールすべきスキルは次の3つに分けられます

  • 専門スキル
  • 一般スキル
  • 人的スキル

次の図のように3層構造となっており、上に行く程専門性が高くなります。最も下部の人的スキルは上部2つのスキルのベースとなり、さらに一般スキルは専門スキルのベースになるといった構造です。詳しい、各スキルの定義や関係性については、以降で解説していきます。

人的スキル、一般スキル、専門スキルの3層構造で頂点の専門スキルが最も専門性が高く、最下部の人的スキルの専門性が最も低い

人的スキル

まずは全てのスキルのベースとなる人的スキルについて解説します。このスキルは慎重、行動的といった仕事を行う上で活かす事ができる、あなたの性格や志向といったものです。

例えば新規の顧客を開拓する営業職なら、行動的な人材の方がより高い成果を生み出すことができます。逆にソリューション型の提案を行う営業職の場合は、思考的な人材の方が成果に結びつきやすいです。

スキルという専門的な響きからはイメージしづらいかもしれませんが、このような個人の持つ性格や志向は仕事に対して非常に大きな影響を及ぼす為、企業の面接官を務める現場の責任者などは、自社の仕事を遂行する上で適性がある人材かどうかをこの人的スキルで見極めるのです。

合う、合わないが大切

人的スキルは本人の性格や志向に基づいているものなので、人的スキルと同じ文化傾向を持つ企業で働くことは、あなたにとって非常にメリットが大きいです。

例えばチャレンジ精神があり、結果に見合った報酬や地位を求める人なら、ベンチャー企業や外資系企業でこそやりがいを持って人的スキルを発揮できるはずです。反対に伝統的な大手企業では不満を抱え、意見の対立から評価もされないはずです。

つまり、自分にとって人的スキルの見極めや理解は、応募するべき企業条件の1つであり、キャリアや働き方といった将来を考える上でも役に立ちます。

第二新卒にとっての重要なスキル

転職において、この人的スキルが最も重要なアピールポイントになるのはキャリアが浅い第二新卒と言われる人たちです。具体的には、新卒で入社して3年以内の人材です。

企業にもよりますが、入社して3年以内ではビジネスマンとして一人前とは言えず、アピールできる経験や実績も少ないです。もちろん、企業側もそのような認識なので、この人的スキルを見ることで自社や仕事に関して適性があるか?成長する可能性を高いか?を見ているのです。

一般スキル

次に一般スキルについて解説します。この一般スキルは多くの職種に共通するビジネススキルと考えて下さい。大きく分けると次のようなスキルです。

  • コミュニケーション能力
  • タスクマネジメント
  • 論理的思考力
  • ITリテラシー
  • マネジメント能力
  • ビジネスマナー

一歩踏み込んで理解する

一般スキルは汎用的である分、定義が曖昧なので具体的に理解しておく必要があります。例えばコミュニケーション能力と言っても、相手の要望を汲み取るヒアリング能力や自身の意見を的確に伝えるプレゼンテーション能力、交渉時に必要な折衝能力等、その内容は広いです。

その為、自身の経験においてどんなシーンで一般スキルを発揮してきたかを理解することで、より具体的に一般スキルが定義できます。

キャリアチェンジの武器になる

この一般スキルはキャリアチェンジを行う上では最も重要なスキルとなります。

例えば、システムエンジニアからコンサルタントへキャリアチェンジする場合などは、システムエンジニアのシステム要件を定義するといった業務で培った論理的思考力が、企業分析を行うコンサルタント職で活かせるとアピールできます。

営業職で培った利害関係者の調整能力を上手くアピールし、社内外の調整業務が求められるマーケティング職へ転職した事例もあります。

自身の一般スキルを見極め、応募職種との接点を上手くアピールする事でキャリアチェンジも可能になるのです。

専門スキル

最後は専門スキルになります。特定の職種や業界で必要とされるスキルであり、専門知識やノウハウなどです。例えば、求人広告の営業職の場合は次のような専門スキルを持ち合わせていると考えられます。

  • 求人手法や求人マーケットに関する知識
  • 新規顧客開拓の為のテレアポ
  • 求人広告の提案書作成やプレゼン
  • 求人広告掲載の流れと営業としての進め方

強力だが潰しが効かない事も多い

経験者が重視される転職シーンでは専門スキルは強力なアピールポイントになります。先程の求人広告の営業経験者が同じように求人広告の営業職に転職するなら、ライバル転職者に差をつける事ができます。

しかし、場合によっては潰しが効かないことも理解しておくべきです。もし、この求人広告営業職の専門スキルを持って、機械メーカーの営業職に応募した場合は先程の専門スキルのアピールでは応募企業には響かないです。

一般スキルへの分解

現在転職市場では、同じ職種で違う業界に転職する人が増えてきています。例えば、保険の営業からインターネット広告の営業、IT機器の設計エンジニアから医療機器の設計エンジニアといった具体です。

このような場合に、専門スキルを先に説明した一般スキルまで分解するコトで、上手くアピールできます。

求人広告営業職の提案書作成やプレゼン業務で培った顧客の課題をヒアリングし解決策を提案するという能力は、機械メーカーの営業職における提案業務でも活かすことができます。

まとめ

自身のスキルを説明した3つの型に分けて整理することで、応募企業により的確にスキルをアピールする事ができます。是非、あなたのスキルも説明した3つの型に分けて整理してみて下さい。