転職エージェント大手8社を徹底比較!

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エージェントの利用を考えている転職者にとって大手転職エージェントは、その信頼性や実績からも真っ先に利用候補に入るはずです。
幅広い職種や業界に対応しており実績やノウハウのある大手転職エージェントですが、得意とする職種・業界や転職者年齢層など各エージェントによって違いがあります。

大手だからと事前に調べることもなく登録してはいけません、自分が望むキャリアに弱いエージェントだった場合に見当ハズレの企業を紹介されせっかくのキャリアが台無しになってしまいます。

そこでこのページでは下記大手転職エージェント8社について公表データや事実、当サイトに寄せられた評判・口コミからまとめた内容を元に様々な角度から検証し解説します。

  • リクルートエージェント
  • dodaエージェント
  • JACリクルートメント
  • パソナキャリア
  • マイナビエージェント
  • ワークポート
  • Spring転職エージェント(アデコ)
  • type転職エージェント

このページを見た後はどの大手転職エージェントに登録すべきかが明確になるはずです、ぜひ最後まで読んでください。

大手転職エージェント8社の比較ポイント

まずに大手転職エージェント8社について何を基準に比較するかを解説しその理由も説明します。

具体的に比較するポイントとしては次の5つの項目となります。

  • 取扱い求人の比較
  • キャリアカウンセリングの比較
  • 転職活動サポートの比較
  • 得意とする転職者層の比較
  • 得意とする職種や業界の比較

転職エージェントでは求人紹介、キャリアカウンセリング、転職活動サポートといった3つがメインのエージェントサービスとして提供されています。
ハッキリ言えば3サービスの内容こそエージェントサービスそのものであり、あなたの転職活動の成功を左右する内容とも言えます。

しかし3サービスについては各社それぞれに特徴があり、それらを比較する事こそ各エージェントの特徴を知ることにつながるのです。

さらに大手転職エージェントは幅広い職種や業界、年齢やキャリアレベルに対応していますが実際には得意な領域や転職者層が存在します。
この得意とする職種や業界、転職者層を知れば自分にピッタリ合うエージェントが見つかるため、これらも重要な比較ポイントになるのです。

以降で先に示した5つのポイントについて、それぞれ大手転職エージェント8社を比較解説したいと思います。

取扱い求人の比較

最初の比較ポイントは取扱い求人です。数多くの求人に出会う事は幅広いキャリアの可能性が見つけると共に、求人を見極める目を養い自分の興味関心がどこにあるのかといった自己分析を助けることにもつながります。

そういった意味でも、転職エージェントの取扱い求人の重要性は転職者のあなた自身が一番感じているはずです。そこで取扱い求人数を比較した後に、その求人の質についても解説したいと思います。

取扱い求人数の比較

取扱い求人数については、各エージェントのWebサイトから求人検索が出来るためその数を比較したいと思います。2017年7月14日時点での取扱い求人数については数が多い順に以下のようになります。

  • リクルートエージェント17万7665件
  • dodaエージェント16万5526件
  • パソナキャリア4万2517件
  • ワークポート2万3425件
  • マイナビエージェント2万3036件
  • Spring転職エージェント(アデコ)1万8055件
  • JACリクルートメント1万6995件
  • type転職エージェント1万4175件

下記にグラフをまとめたので確認して見て下さい、求人数についてはリクルートエージェント17万7665件、dodaエージェント16万5526件と圧倒的に多いことがお分かりになると思います。

非公開求人数が不明なものは、サイト表記の非公開求人比率を参考に算出しています

【大手転職エージェント8社の取扱い求人数:調査日2017年7月14日】リクルートエージェント17万7665、dodaエージェント16万5526、パソナキャリア4万2517、ワークポート2万3425、マイナビエージェント2万3036、spring転職エージェント1万8055、JACリクルートメント1万6995、type転職エージェント1万4175

パソナキャリアについても4万2517件と先の2社には及びませんが、4位ワークポートの2万3425件には2倍近い差をつけています。

求人数という意味ではリクルートエージェント、dodaエージェントの2社は押さえておくべき転職エージェントだと言えます。

取扱い求人における質の比較

次に求人における質について解説します。求人の質については人によってその評価が別れることになるため一概には言えません。
そこで求人の質を一般的に給与や待遇が良いとされる大手・中堅企業の求人、外資系求人という点に絞って考えていきます。

大手・中堅企業の求人が多いエージェントは?

結論から言うと、大手・中堅企業の求人数が最も多いのはリクルートエージェントです。

次の図を見て下さい、これはリクルートエージェントを利用している企業における規模別の割合です。

【リクルートエージェント利用企業規模】大手企業11%、中堅企業39%、中小企業44%、その他6%

全体の半数である50%が大手・中堅企業で占められています、これに先ほどの求人数を合わせて考えれば、如何にリクルートエージェントが数多くの大手・中堅企業の求人を取り扱っているのかが分かります。

さらに大手企業や中堅企業は取引先企業について厳しい審査を行う企業も多く、業界最大手の企業として取引しない大手・中堅企業も多いため、最大手のリクルートエージェントに求人が集まるとも考えられます。

外資系求人が多いエージェントは?

給与や条件については外資系企業も魅力的な求人が多く、質が高い求人と言えます。外資系企業の求人についてはJACリクルートメントとSpring転職エージェントの2社が優れています。

次の図はJACリクルートメントの人材成約比率つまり転職実績において、外資系企業と日系の海外関連求人の比率を表したデータです。

【JACリクルートメント人材成約比率】外資系36%、日系の海外関連求人21%、その他43%

外資系企業が36%を占めています。実際にJACリクルートメントはロンドンが発祥なので、外資系企業や海外勤務求人に強いエージェントなのです。
Spring転職エージェントについて公表データはありませんが、そもそも人材サービス世界最大手のアデコが運営しており取引顧客においても外資系求人を数多く抱えています。

これは転職エージェント業界では常識なのですが、通常外資系企業は人材獲得を同じ外資系転職エージェントに依頼することが多いです。
年齢問わず経験者などのスペシャリスト人材を取扱い企業と転職者を同じ担当者が対応し、さらに同じ外資系企業の事情に通じた外資系転職エージェントが好まれるからです。

取扱い求人の比較まとめ

取扱い求人について数と質の面から比較してきました。数・質ともに最大手であるリクルートエージェントが優れていることが分かります。

転職エージェントは複数利用してみて徐々に自分に合うエージェントを絞るのが正攻法ですが、転職の最重要項目である求人数・質に優れているエージェントは登録必須だと言えます。

リクルートエージェントについては、次のリンクから必ず登録を行っておきましょう。

リクルートエージェント公式サイト

下記のページではリクルートエージェントの利用者から寄せられた評判や口コミを掲載し、その特徴を解説しているので一度ご確認下さい。

リクルートエージェントの評判を良い面・悪い面を問わず口コミで検証

キャリアカウンセリングの比較

この章では現在のキャリアの棚卸しから将来に向けたキャリアプランのアドバイスまで行ってくれるキャリアカウンセリングについて、大手転職エージェント各社の比較を行っていきます。

キャリアカウンセリングの比較を行う場合には担当してもらうキャリアアドバイザーが両面型・片面型のどちらなのかという点と、実際の利用者の評判を元に比較するといった点が重要になります。

両面型と片面型の転職エージェント

そもそも両面型と片面型のエージェントとはどういったものか説明したいと思います。

両面型とは『紹介する求人企業』と『転職者』を担当する人が同じ場合を言います、『企業』と『転職者』の両方を担当するため両面型エージェントと呼ばれます。

逆に片面型とは『紹介する求人企業』と『転職者』を担当する人が別の場合を言います、『企業』と『転職者』それぞれ片方だけ担当するため片面型エージェントと呼ばれます。

両面型エージェントと片面型エージェント

結論から言うと両面型エージェントの方が、キャリアカウンセリングについてより深く行われる傾向があります。
理由として両面型は片面型よりも紹介企業について熟知しており、仕事内容や企業風土だけでなく活躍できる人材のタイプや入社後のステップアップといった将来に渡ってまでのマッチングに気を配るからです。

そのためキャリアカウンセリングも自然と深いところまでヒアリングが行われ、キャリアプランについても具体的かつ現実的な内容になるのです。つまり両面型エージェントを利用した方が、レベルの高いキャリアカウンセリングを受けられる可能性が高いのです。

大手転職エージェントの中で主に両面型を採用しているのは次の2社です。

  • Spring転職エージェント(アデコ)
  • JACリクルートメント

そういった意味でキャリアカウンセリングを受けるなら、この2社はおすすめなのです。

キャリアカウンセリングの評判を比較

次は実際の評判について各社のキャリアカウンセリングを比較してみます。

次の表は各大手転職エージェント8社の利用者からの評判や口コミを元にキャリアカウンセリングを評価したものです。
評価が高いなら『◎』、普通なら『◯』、評価が低いなら『△』、さらに両面型か片面型かに加えて各社の特徴についても簡単に説明しています。

※スマートフォン等の画面幅が小さい場合に表は横にスクロールできます。

エージェント名 評価 タイプ 特徴
リクルートエージェント 片面型 数多くの転職実績からノウハウは膨大だが担当アドバイザーの当たりハズレが大きい
dodaエージェント 片面型 キャリアカウンセラーのグローバル資格であるGCDF取得のアドバイザーが多い
JACリクルートメント 両面型 両面型のキャリアアドバイザーによる高レベルのカウンセリングが特徴
パソナキャリア 片面型 じっくりとヒアリングした上で提案されるキャリアカウンセリングで評判が良い
マイナビエージェント 片面型 平均的なキャリアカウンセリング
ワークポート 片面型 基本的なカウンセリングだがやや機械的に感じる
Spring転職エージェント(アデコ) 両面型 両面型のキャリアアドバイザーによる高レベルのカウンセリングが特徴
type転職エージェント 片面型 平均的なキャリアカウンセリング

キャリアカウンセリングの比較まとめ

キャリアカウンセリングについて両面型エージェントと評判や口コミによる内容をもとに比較してきました。その結果キャリアカウンセリングについては下記の3社が、大手転職エージェントの中でもおすすめだと分かりました。

  • パソナキャリア
  • JACリクルートメント
  • Spring転職エージェント(アデコ)

JACリクルートメントについては得意とする転職者層が30代~40代、キャリアレベルでいうと年収550万以上になるため注意が必要です。その点については以降の『得意とする転職者層の比較』で解説します。

この3社の中でも特にパソナキャリアは両面型では無いにも関わらずキャリアカウンセリングの評価が高く、自分の最適なキャリアを相談する上ではおすすめのエージェントだと言えます。
転職する・しないに関わらず、キャリアにおいて一度相談する事をおすすめします。

パソナキャリア

転職活動サポートの比較

次は転職活動を行う上でエージェントが行ってくれるサポートについて、大手転職エージェント各社の比較を行っていきます。

転職活動サポートの評判を比較

転職活動サポートについては次の3項目について利用者の評判や口コミから評価を行いました。

  • 応募書類や面接などの選考アドバイス
  • 転職活動における日程サポート
  • 年収や待遇などの条件交渉力

これら3項目について評価が高いなら『◎』、普通なら『◯』、評価が低いなら『△』として総合評価はA、B、C、D、Eの5段階評価としました。それら評価に加えて各社の特徴についても簡単に説明しています。

※スマートフォン等の画面幅が小さい場合に表は横にスクロールできます。

エージェント名 選考 日程 交渉 総合 特徴
リクルートエージェント A 面接対策セミナーと管理画面システムの充実に加え交渉力は抜群
dodaエージェント B 平均的にサポートレベルは高いが特に書類添削に強みを発揮
JACリクルートメント B 両面型のため企業交渉力には定評がある
パソナキャリア D 管理画面システムが整備されておらずアナログな対応がマイナス
マイナビエージェント B doda同様に平均以上で書類添削に強みを持つ
ワークポート B 管理画面システムが使いやすく機能が充実
Spring転職エージェント(アデコ) C 両面型のため交渉力はあるが管理画面システムが整備されていない
type転職エージェント C 平均的なサポートレベルを提供してくれる

転職活動サポートの比較まとめ

転職活動サポートについて評判や口コミから比較を行いました。

求人数やキャリア面談にて平均以上の評価だったパソナキャリアについて、管理画面の整備といったシステム面で遅れを取っている点が目立ちますが、その他は各社平均的な評価に収まっています。

その他に注目すべきは管理画面や面接セミナーなど担当アドバイザーでなく組織力として対応できているリクルートエージェントです。最大手らしくノウハウをシステム化している当たりはさすがと言えます。

得意とする転職者層の比較

大手転職エージェントは幅広い転職者をターゲットにしていますが、やはりメインターゲットとなる転職者は各社違いがあります。
そこで各エージェントのメインターゲットとなる転職者層を年齢と年収レベルにてまとめましたので次の表を見てください。

※スマートフォン等の画面幅が小さい場合に表は横にスクロールできます。

エージェント名 メインの年齢層 メインの年収レベル
リクルートエージェント 25歳~40代 400万~800万
dodaエージェント 25歳~40代 400万~800万
JACリクルートメント 30代~40代 550万~1500万
パソナキャリア 25歳~40代 400万~800万
マイナビエージェント 20代中心 400万~600万
ワークポート 20代~40歳まで 200万円台~500万円台
Spring転職エージェント(アデコ) 25歳~40代 500万~1200万
type転職エージェント 25歳~35歳 400万~600万

リクルートエージェント、dodaエージェント、パソナキャリアの2社は25歳前後の第二新卒から40代のシニアまで幅広く対応しており年収レベルも400万から800万を中心として幅広く対応しています。

マイナビエージェントは20代に強みを持っており、そのため年収レベルも400万から600万の転職者層がメインとなります。type転職エージェントもそれに近く25歳から35歳までをメインとしています。

転職エージェントのマイナビエージェント

ワークポートについて年齢は40歳までカバーしていますが大手転職エージェントの中では比較的年収レベルの低い層までをカバーしています。

各業界専門の転職エージェント|ワークポート

JACリクルートメントは主に30代、40代を中心としたミドルからハイクラスの年収レベルとなる転職者がメインです。
同じように外資系に強いSpring転職エージェントはJACリクルートメントに近いターゲットですが、より年齢・年収レベル共に幅広くカバーしています。

イメージしやすいように各エージェントのメインターゲットをカバーする領域に合わせて図解しました。縦軸に年齢層、横軸に年収レベルを取って各エージェントの対応転職者層をマッピングしているので確認して下さい。

大手転職エージェント8社のメインターゲット

得意とする職種や業界の比較

最後の比較ポイントは、各大手転職エージェントが得意とする職種や業界です。

これについても一覧で比較するため表にまとめました。項目としては転職エージェントにおいて転職者数の多い次の4職種と『その他』の職種としました。

  • 営業
  • ITエンジニア
  • 製造系エンジニア
  • 管理部門職

管理部門職とは経理・財務、人事、法務、広報、総務といったバックオフィス系の職種です。製造系エンジニアは機械エンジニア、電気・電子エンジニア、組み込み系エンジニアなどです。

それぞれ得意とする領域について、非常に得意『◎』、普通『◯』、苦手『△』として評価します。『その他』先の4職種以外をあらわしています。

さらに得意とする業界についても自由形式での項目を持たせています。

※スマートフォン等の画面幅が小さい場合に表は横にスクロールできます。

エージェント名 営業 ITエンジニア 製造系エンジニア 管理部門職 その他 特徴
リクルートエージェント 全ての職種・業界をカバーしているが特に営業系とIT系に強い
dodaエージェント 全ての職種・業界をカバーしており製造系エンジニアや管理部門職に強い
JACリクルートメント 外資系や海外勤務求人が豊富で職種や業界は幅広くカバーしている、外資系の多いメディカル系や金融系にも強い
パソナキャリア 全ての職種・業界を平均的にカバーしており、女性の転職に強みも持っている
マイナビエージェント 幅広くカバーはしているがややIT系に特化している
ワークポート IT・Web・ゲーム業界に強みを持ちその他については発展途上
Spring転職エージェント(アデコ) 外資系企業に強いが営業・IT・製造系エンジニア・管理部門職・アパレル専門職・メディカル領域のみに注力
type転職エージェント 営業・IT・管理部門の3つに特化しており女性の転職にも強もを持つ

営業、ITエンジニアについてはどの企業でも人が足りない状況があるため、どのエージェントでも数多くの求人と専門部署が用意されています。
ただワークポートとtype転職エージェントはITエンジニアに特化して大きくなったエージェントなので、その点は特に強みを持っていると言えます。

製造系エンジニアについてはdodaエージェント、パソナキャリアといった求人数とキャリアカウンセリングに定評のあるエージェントが強いです。
さらにSpring転職エージェントやJACリクルートメントも技術スペシャリスト系求人には強いため製造系エンジニアをカバーしています。

管理部門職についてもスペシャリスト系の求人なので、やはりSpring転職エージェントやJACリクルートメントが強みを持っています。加えて求人数が多いdodaエージェント、パソナキャリアも管理部門職に強いです。

業界については何度も解説していますがSpring転職エージェント、JACリクルートメント共に外資系企業の転職に強みを持っています。

その他特徴的な点でいうなら、業界ではありませんがパソナキャリアは女性の転職に強みを持つエージェントです。

こう見ると、全体的にパソナキャリアがバランスが取れている転職エージェントだと言うことがわかります。転職においても非常に心強いパートナーになるでしょう。

あなたの適職探します。パソナキャリア